弱い方に加担するのは判官贔屓

「 弱い」方の味「方に=qatani」なるのを判官贔屓と言います。味方になるのは
「qatan=加担」するとも言います。判官贔屓は「弱い」方に「qatan=加担」する
事です。自分のやるべき事を自分がしないで、部下の一人が成し遂げたら「qatana
=形ナ」シと言います。自分の力が「弱い」と判明したらでしょう。「qatan=弱い」
状態を表す音が「qata」です。野球をしている人、特に投手は「kata=肩」が強いか
「弱い」かが問題になります。他の部位に比べて肩は「壊れ易い=弱い」ようです。
「katana=刀」は素手では「弱い」人間の力を補足する道具、武器です。貨物船を
見ると「katani=片荷」の舟は「弱い」のが分ります。「沈没し易い」のです。
「細い」物や「薄い」物は太い物や厚い物に比べて「壊れ易い、弱い」のが普通です。
「sig=sugu=直ぐ」に破れたり切れたりします。体のどこかが「qatta=カッタ」ルイ
なら、そこの部分の能力が「落ちている」のが分ります。肩を含めて体を使い過ぎたら
その部位は壊れ易いです。壊れると「弱く」なります。「qatoni=qadoni=過度に」
体を使ったら体が「悪く、弱く」なるのは当然でしょう。投手なら誰でも知っています。

  シュメール語、アッカド語、ヘブル語は次の通りです。

 
  qata'nu = 薄い、細い、狭い、アッカド語、英語ではto be thin, to be narrow

  qattanu = 非常に薄い・か細い、糸のような、英語では very thin, threadlike

  qat,an  = 薄い、細い、狭い、ヘブル語、アッカド語の qata'nu と同じ、英語では to be thin, to be narrow

  qatnu  = 弱い、薄い、狭い、低い、とても細い、繊細な、アッカド語
         英語では to be weak, to be thin, to be slender, to be narrow, to be low, fine, delicate

  SIG   = 弱い、細い、狭い、低い、とても細い、繊細な、シュメール語、アッカド語の qatnu に相当、
         英語では to be weak, to be thin, to be slender, to be narrow, to be low, fine, delicate