水と名護に関係がある言葉

   浦々ヌ深サ名護浦ヌ深サ名護ヌ美童ヌ思イ深サ


名護は「山紫水明」の地と言われています。その表現が正しいか検証して

みましょう。「水」は「naga=流」れます。 「naga=長」「雨」と言う表現

もあります。「nagisa=渚」は名護湾にもあります。 名護は「nagu=ナグ」

が沖縄方言式発音です。私は名護の出身ですので「nagu=ナグ」ン・チュです。

「水を、水に」「naga=流」すと言います。 涙を「naga=流」す程に苦しい

境遇の時に「nage=嘆」くと言うのでしょう。そのような苦境にいる人に対し

て、嘆くな、怒るな、少しづつでも良くなって行く努力をしているといつかは

報われるだろうと「nada=宥」めるのが「nada=涙」を「naga=流」している

人にとっては良い励みになるのかもしれません。昔から人間は酒を酌み交わす

のが皆が「nago=和」やかになる一番良い方法だと知っていたようです。

名護市にはオリオンビールの工場があります。 名護を詠んだ歌には上掲の

「浦々ヌ深サ,,」の琉歌があります。ご当地ソングでは「〜は良いトコ美シ町」

と歌われます。名護も美しい町です。「泉」は「水」が「湧く、出る」所です。

「出る」の名護方言は「idim=イヂン」です。シュメール語では「idim=泉」

です。名護から本部に向かう途中の本部町内に「idumi=伊豆味」があります。


  アッカド語とシュメール語は次の通りです。


  nagabbish = 深い水底に、into the depths of the water, at the bottom of the water

  nagarruru = 転がす、(水が流れるように) 物が転がる、動物が転げ回る(自由にしておく)
          英語では to roll, to allow (animals) to roll on the ground

  nagbu = 泉、地下水、川の水面、
          英語では spring, underground waters, headwaters of a river

  nagabu = 良い、英語では good

  IDIM    =  泉、シュメール語、アッカド語の nagbu と同じ
英語では spring, underground water