クヅ、デークス、理屈: 人を判断する方法

 役に立たない人がいると、あの人は「kud=kudu=屑」だと言います。 ある分野で
下手の人は名護方言では「di kud=de’ kusu=デークス」と言います。「屑=kuzu」と
デークスの「kusu」の音と意味が似ています。「ri-kudu=ri-kutu=理屈」で物事を判断
する人が多いようです。何かを非難されると「理屈」を言ってその非難を逃れようとする
人が多いです。以上の言葉を見ると「kud=kus=kut=(人や物を選り分ける場合の)
判断基準」と考えられます。沖縄では「d」の音を「r」で発音する地域がありますので、
「di kida=ディキダ」ンを「di kira=ディキラ」ンと言う人がいます。成績の悪い生徒、
「dekid=deki=デキ」の悪い生徒は名護方言では「ディキラン・ヌ―」と言います。学校の
先生は成績の良い「dikid=diki=ディキ」ヤーと成績の悪い「dikida=dikira=ディキラ」ン・
ヌーとを区別します。それが進学相談の時の「判断材料」になります。

 シュメール語では次の通りです。

 DI KUD = 判断する、英語では to judge

 DI    = 訴訟、裁判に訴える事、英語では lawsuit
   KUD = 切る、英語では to cut