末永く、手を添える、映える、見える: Eの音を含み「上」を表す言葉

 上の訓読みに「u-e=上」があります。この音に含まれる「e」の音は「上」を
表します。前に高い「バー=bar」や山があり、それの「上を行く」と「バー」を
koe=越え」る、山を「越え」ると言います。手を「上に上げる」動作にも「e」
の音が入っています。人を高い地位に「sue=据え」ると言います。「sonae=供え」
物は「尊敬する人」や「祖先」に「捧げ」ます。「偉い人」から物を頂く時には手を
soe=添え」て頂きます。「助けて」「上げる」、「支えて」「上げる」のは「sien=
支援」と言います。人を「祝福する」、「持ち上げる」時には「胴上げ」をするかも
しれません。手を貸す事は間違いないでしょう。もやしは種「子=si」即ち「豆」から
「芽が飛び出た」野菜です。「芽」は「上へ」飛び出します。スメル語では「si-e=
「飛び出す、飛び出した物、もやし」で、「shu-e=祝福する=bless」です。結婚した
ばかりの人たちには「sue=末」長く幸せにと「祝福」します。良い人、目立つ人は
「映え」ある人です。「hae=映え」の音は「bae」や「pae」の音に変ります。夕映え
では「映え=bae」です。「hae=映え」の音は名護方言では「pae」の音に変る場合が
多いです。スメル語では「pae=目立つ人が現れる=人が現れる=appear」です。

 スメル語では次の通りです。

shue = 祝福する、英語では bless

sie = 芽が出る、(もやしのような)動き、英語では sprout

pae = 現れる、表に出る、英語では appear