屋我地と赤城: 赤城山の伝承、洪水と赤字

 赤城山の伝承と赤字は関係があるようです。「akazi=赤字」を「垂れ流し」続けると
「借金漬け」となり、何時かは会社は倒産するでしょう。首まで借金で「浸かっている」
などと表現します。「血を流す」「赤字を垂れ流す」「借金漬けになっている」「水に浸か
っている」などと表現するのは「とても困っている」時です。「赤字=akazi=akagi=
agagi=agazi=血を流す、血に浸かっている、水に浸かっている、損をしている、被害
を受けている、赤字を出している、苦しい」と推測できます。去年の大地震の後の津波
でも分るように「海辺」は「水に浸かる」場所です。海辺の地名に「akagi=agazi」を
含む地名があっても不思議ではありません。沖縄では「yagazi=屋我地」が小さな島で、
広い砂浜があります。「akagi」の地名を探したら「赤城山」が出て来ましたので、その
伝承を読んでみました。推測通りの事が書かれています。「血を流した、大洪水が有った」
など「akagi」の音が表しています。赤城山付近で地滑りがあり大勢の人が「血を流した、
死んだ」と思われます。大洪水や大噴火で「亡くなった」人も多いのではないでしょうか。
人間の体で「水」と関係が深い所は「inbu=陰部」です。「inbu」の音は「水、水辺」と関係
が深いようです。沖縄県恩納村には「inbu=伊武部」があり、そこは以前はビーチで
有名でした。アッカド語の「imbu=借金漬け=赤字」は応用が広いです。船主は舟が沈む
と「大損害を受ける」でしょう。舟が沈むのは「timbotu=沈没」です。いつも述べている
ように「歩」の音を調べると「b=p」ですので、「amba」行音は「ampa」行音に変ります。
船は「tempuku=転覆」した後に「沈没」します。これらは一連の動きです。転覆も沈没
も「imbu」や「empu」の音を含み「悪い」状態を表す言葉です。

 スメル語とアッカド語では次の通りです。

 AGAZI = 赤字、損失、財政赤字、スメル語、英語では loss, financial loss

 imbu = 赤字、損失、財政赤字アッカド語、スメル語の AGAZI と同じ、
英語では loss, financial loss