情け容赦なく

同じ意味の二種類の言葉を並べて意味を強調する日本語の法則に照らし合わせると
情け容赦なくは「情け=nasake=容赦なく=切り捨てる=破り捨てる」と推測されます。
「nisik-aze=西風」も「一種の逆風」と見なして良さそうです。逆風の中の逆風は「北風」
でしょう。沖縄方言ではミー「ニシ=nisi」は「北風」です。「nasa」行音の「nisi」の音が
「逆風」を表していると考えられます。「nashi=なし」の礫という表現があります。礫は
小さい石コロで「投げ捨て」易い物のようです。

 アッカド語では次の通りです。

 nasa'hu = 破り捨てる、(その他にたくさんの意味があるります)
         英語では to tear out

nasa'ku = 投げ捨る、英語では to throw down

nashu’ = 引き抜く、首になった、英語では to pull out, to be fired