ヌーリ・イチン、ヌーディ・イチン: 何と言っても一番の努力目標は

どんな事があっても、最悪の時でも、誰が何と言っても「これだけは何とか」しないと
いけない、何らかの手を打つ必要があるのを名護方言では「nuli=ヌーリ」イチンと
言います。名護方言の「nu’li」は今帰仁方言では「nu’di」になります。ヌーリ・イチンと
言う時の対象は「最低限の」、「一番目」に為すべき「努力」目標になります。物事の
「根本、底に横たわっている物=nu’di=nu'li=ヌーリ」「イチン=第一の」です。
「努力」の北京音は「nu’li=ヌーリ」です。「nudu=nodo=喉」元に「刺さる」のは
「根底に問題が有る」状態です。人間は「健康第一」です。「病気に罹ってしまっては
どうしようもない」場合が多々あります。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」は「健康になると」
「最低目標を」成し遂げると病気の時の意志、決心を忘れるようになる状態を表して
います。 病気の時に思う事は「何と言っても」「nu’di=nu’li=ヌーリ」「イチン」「健康
回復」が「第一の」「努力」目標になると考えて良いでしょう。

 スメル語では次の通りです。

 NUD = 横たわる、寝そべる、病気の、英語では to lie, to lie down, to be ill