喉元過ぎれば熱さ忘れる

 この諺はそのまま理解してはいけないと思われます。 同じような状態を別の言葉で
表して見ましょう。 「健康になると病気を忘れる」と言えますが、もっと丁寧で具体的な
表現をしましょう。病気から回復して健康になると病気の時に「思った、考えた」事、
即ち「健康になったら健康に悪い事を止めて、健康に良い事をしようと「考え、計画
を立て」ただけでなくそれを「実行しよう」と「決心する」事です。その「決心、熱意」
「isi=意志」を忘れるのが「nodo=喉」元過ぎれば「熱さ」忘れると理解できます。
「isi=意志=心の熱=情熱」です。 「喉元過ぎれば熱さ忘れる」は別の言葉では
「健康の時の不養生」になります。

 スメル語とトルコ語は次の通りです。

 NUD = 病気の状態、アッカド語、英語ではto be ill

isi = 熱、熱意、情熱、トルコ語、英語では heat