狙い所: 戦う時は相手の弱点を狙え

 こんな事をしては「駄目・駄目」「no」と言って「叱る」の名護方言は「nula'=ヌラー」インで、
「どうしようも無い、役に立たない」人にはあの人とは「一緒にやっていけない」、アヌチュートゥヤ・
「nalan=ナラン」サーと言います。あの人とはやってはいけないという事は「あの人がいない、あの
人なしでやる」とうまく行く状態を表します。「nala」行音は「悪い、弱い」意味があるのが分ります。
スポーツなどで相手と戦う場合には相手の「弱点」を調べその弱点を突くのが最良の方法と考え
られます。敵を知り己を知れば百戦危うからずと言いますが、その真意は相手の弱点を調べ、
その「弱点を突け」と言う事でしょう。別の言葉では「弱点、弱い部分、悪い部分」を「nela=狙」え、
「nela=狙」い定めよ、になります。「役に立たない人、どうしようも無い人」は「煮ても焼いても食え
ない」と言いますが、この言葉の「煮ても」は元々は「nila=煮ら」れても、だったと思われます。
「nila=煮ら」れても焼かれても食えないだったのではないでしょうか。

 スメル語とアッカド語は次の通りです。

  NU =  否定を表す言葉、駄目、嫌、否定を表す接頭辞、〜無しで、スメル語、英語では no, not, un-, without

  la =  否定を表す言葉、駄目、嫌、否定を表す接頭辞、〜無しで、アッカド語、スメル語の NU と同じ、
        英語では no, not, un-, without