仕度ヌ悪サヤ側ナリナーリ: そこ除けそこ除けお馬が通る

 側の沖縄方言は「subad=suba=スバ」です。「側」に置かれているのは「除けられている」
証拠です。 勝ち組ではありません。 「負け組」です。 「戦いに負けて略奪される」方です。
仕度の言葉は支度金という言葉があるように「軍資金=支度金=支度」と考えると「軍資金が
十分でない人は側に置かれる、負ける」のを意味しているのが、「支度ヌ悪サヤ側ナリナーリ」
ではないでしょうか。遊郭に行くと「お金を持っている人」が優遇されるのは当然でしょう。
サーウッチユヌ真中は「軍資金を揃えてから再びやって来るならば」他の資金のある人と対等
になり真中に居れると言っているのではないでしょうか。「側=shu bad」の音は「征服の結果」
を表すようです。シタクヌワッサヤスバナリナーリは「そこ除けそこ除けお馬が通る」と同じ意味
ではないでしょうか。 あっちこっち、方々をを「歩き回る、放浪する」にはお金が必要です。
よほど余裕のある人でないと「世界を歩き回る」事はできないでしょう。もう一つの意味はお金
が無くて、もの凄く貧乏で「着る物が良くない、みすぼらしい」状態です。

 スメル語では次の通りです。

 shu dag = 歩き回る、放浪する、英語では roam around

 shu bad = 奪う、略奪する、(英語の hold up のようなやり方)、英語では plunder

shu = 手、英語では hand

dag = 破壊する、英語では demolish

bad = 開く、開ける、広げる、英語では open