泣くと涙と仲直り

 泣くと涙が出る場合が多いようです。「泣く=naqu=naku=涙=水」と推測できます。
仲の良い仲は「水入らず」です。親子「水入らず」と言います。関係が悪化していた人
たちが元の良い状態になるのを「naka=仲」直りと言います。「水入らずの関係になる」
のが「naka=仲」直りと考えられます。名前から判断すると「naki=今帰」仁は「水所」
と思われます。「水が外に出る」状態が「涙を流す」です。「水が入っている容器から
水を外に出す」のを「注ぐ」と言います。 「涙を流す」のは家族が亡くなった場合が
多いと考えられます。昔は家族が亡くなると亡骸に「酒を注いだ」と考えられます。
「涙を流す→亡骸に酒を注ぐ」の光景は良く見られたのではないでしょうか。 人間は
神に牛や羊を殺して捧げていました。いわゆる「犠牲」の獣肉です。神に獣肉を捧げる
時にはその肉に酒類を注いだようです。

 アッカド語では次の通りです。

 naqa' u = (神酒を)を注ぐ、(犠牲となっって)死んだ物に酒類を注ぐ、(涙や血を)流す
         英語では pour (libation), to sacrificd (beer, wine, water) for the dead,
         shed (tears, blood)

naqu =  naqa' u と同じ