ビーラー: とても強い人は体の弱い人を千切っては投げるでしょう

 とても力の強い一人の人が沢山の弱い人を相手に戦う時に大勢の弱い人をいとも簡単に負かす
状態を「千切っては投げ、千切っては投げ」と表現します。そのような表現を見ると「弱い」人は
「千切られる」ような人と見なして良いでしょう。沖縄方言では弱い人は「bi'ra'=ビーラー」と
言います。「bi'ra'=ビーラー=千切られる人←千切る」と推測できます。書籍、本は沢山の
ページから出来ています。本を千切る事は簡単には出来ませんが、その一枚は簡単に「千切れ」
ます。ビラを配るの「bila=ビラ」は英語の「bill=宣伝、広告用の一枚の用紙」由来の外来語
です。一枚一枚のビラを入れた箱は重いでしょうが、配り終える頃にはそのビラは少しだけ残って
いるので軽いでしょう。何十枚かの書類をそのままに捨てると秘密が漏れる恐れがあります。それ
を防ぐには一枚一枚を「千切る、切り刻む」ようにします。現在はそれが出来る機械があります。
「シュレッダー」です。英語では「shred=切り刻む」です。「葱」は「ちぎって」使う野菜かも
しれません。葱の沖縄方言は「bira'=ビラー」です。「切り=kili=qili=chili=チリ」ビラー
は葱の一種の「韮」です。「葱=negi」と「値切=negi」るには同じ音が含まれています。その
関連から考えると「negi=切る=千切って使う野菜=ビラー=bira'=ちぎられるほど弱い者」と
変化するのが分ります。

  アッカド語では次の通りです。

 BIR = 切り刻む、ずたずたに裂く、切れ端、断片、英語では shred



  参考: 英語は次の通りです。

 bill = ビラ、広告、宣伝、お札、紙幣、請求書、法案

 shred = 切り刻む、ずたずたに裂く、切れ端、断片