積もる思い: 心の中で思う

  ある人に恋焦がれている状態など長年ある対象を「心の中で」思っている状態を
「zumru=tumoru=積もる」思いと言います。心の「中」で思い「詰め=tume」る
事が積もる思いです。「心の中=tumo=tume=zumu=zumru」かもしれません。
一つの事に心を向けるのを「sutu=shuchu=集中」すると言います。同じ意味の二つ
の言葉を並べて新しい意味の言葉を作る法則に当てはめると「su=shu=集=中」だと
推測されます。銀行が方々に貸していたお金を「集めて自分の内部に持って来る」のを
「su=shu=集」金と言います。「su=shu=集=中=内部」と推測できます。大根など
「中」の部分が無くなって空いた状態になっている」と「su=鬆」が出来ると言います。
好きな人を「心の中で」「良いと思う」なら「su=素」適と言います。 素適は素的の
当て字が良さそうです。自分の「心の中=的」を射られたので、寿的がより良い当て字
かもしれません。寿命の寿の北京音は「shou」です。「体の中」にあるのが「心」で、
「心=命」と考えられています。的中という言葉も同じ意味の二種類の言葉を並べて
新しい意味の言葉を作る法則通りです。「的=中」です。くじ引きに当るのは「当選」
です。「的を射る」のが「適当」だと考えられます。意に「適う」のは「心の中が響き
揺らめく」状態です。「適当」も「適=当」と考えて良いでしょう。 ちょっとした傷は
「外」傷と言います。体の中まだずたずたにされるとても酷い傷を負うと「重症」です。
名護方言では「重症=強当り=中当り=チュー・アタイ」と言います。沖縄方言では
「r」の音は脱落する場合が多いですので、「当り=atari=atai=アタイ」になります。
「集=中」ですので「ス=su=シュ=shu=chu=チュー」の変化が分ります。真ん中は
英語では「center」です。「中、内部=inside, interior」や「中心=center」は同じ、
または近い概念です。人数の数は数字の数です。人数は「人=su=数」と考えられます。
この言葉も同じ意味の二種類の言葉を並べて新しい意味の言葉を作っています。首里方言
では「su'=スー=父=お父さん」です。この仕事に必要な人数は何名かと聞かれたら
「数人」で良いと言う場合があります。数人は「数=su'=人」ですので、スメル語や
アッカド語などメソポタミアの言葉がが分ると日本語の表現の仕方の面白さが分るよう
になります。

 アッカド語とスメル語は次の通りです。

 zumru = 中、内部、体、人、アッカド語、英語では inside, interior, body, person

 SU = 中、内部(「鬆=su」の部分)、スメル語、アッカド語の zumru に相当
         英語では inside, interior, body, person