ウチャトー、祈祷、亀頭: きっと良い事が起るように祈る

  仏壇にお茶を捧げる、供えるのを首里方言では「u-t,ato’=ウチャトー」と言います。
これの変化した音が「qito’=kito’=祈祷」や「亀頭」だと思います。日本では「亀頭」を
本尊としている神社がありますが、「祈祷=亀頭=kito’」は同じ音ですので、同じ意味
への当て字だと推測できます。北京音では「pekin=北京」を「beijing=ぺイチン」と「発音
しますので、「カ行音=k→j=q=チャ行音」への変化が分ります。即ち「チャトー=t,ato'→
t,ito=qito'=kito’=祈祷=亀頭」だと推測できます。これらの音は全て「贈り物をして」
その見返り、反対給付を「お祈り、祈願、お願い」する行為と見なして良いでしょう。神様
に「お祈りをしたら」神様が「kitto=きっと」「恵んで、加護して」くれると思うのが人間の
ようです。

 アッカド語は次の通りです。

 t,atu = 贈り物、アッカド語、英語では gift