アンシヨーサル: どうしてあんなに弱いのかね

  自分が予想した以上に弱いと「あんなに弱いとは」と言います。名護方言では
「アンチ」ヨー・ハルと言いますが、首里方言では「anshi=アンシ」ヨー「サル=saru」
と言います。首里方言の「アンシ=anshi」と「サル=saru=sanu」には「弱い」と
「予想外=思っていたのと違う」意味が含まれています。つまり同じ意味の二種類の
言葉「アンシ=anshi=あんなに=予想外の弱さ」を並べて、その状態が「予想外で
ある=saru=sanu」のを示しています。「sanu=讃」岐は良い所か悪い所か知りま
せんが「普通とは変った所、予想外」の所と思われます。他府県の人は讃岐うどん
の「予想外」の美味しさに度肝を抜かれたのではないでしょうか。首里方言式に表現
すると「anshi=アンシ」マー「サル=saru=sanu」になります。 味が薄い、「弱い、美味
しくない、拙い」だろうと思っていたのに「全く違う、美味しい」、「あんなに美味しいとは
=アンシ・マー・サル」と驚きの声を上げたのかもしれません。

 アッカド語では次の通りです。

 anshu = 弱い、英語では weak

shanu = 違う、異なる、可笑しい、奇妙な、別の、悪い、アッカド語
英語では different, strange, other, evil