打つと当らん: 人の胸を打つ言葉と反対の意見を述べる言葉

 本を読んでこれは良い本だったと思う場合があります。本は感動を与える物です。人間が胸を「uta=打た」れた、
胸を「utu=打つ」言葉だと感じるのは本を読んだ時以上に作者の講演を聞きに行った時、作者が「口に出す」言葉、
作者の「声」を直に聞いた時でしょう。作者の「口にした、声を出して言った」言葉が自分の胸に響いて胸を「utu=
打つ」のでしょう。「口から出す」音には「言葉」の他にも「uta=歌」があります。声があります。歌と声は合せて歌声
と言います。「言葉」を「口から出す」状態は英語でも「utterence=発言」があります。相手の意見と同じ場合はそれは
ata=当っ」ている、と言い、違っていると「当っていない」と言います。名護方言では「当っている」は「ata=当」トゥン
で、「当っていない」は「ataran=当ラン」です。

 スメル語では次の通りです。

UTU  = 口に出す事、口に出した事、発言、英語では utterence