勝敗は時の運と回り回る

 なぜ勝敗は時の運と言う表現が日本語にはあるのでしょうか。「勝敗」は時の運動と言う事は「勝ち」
も「負け」も「回り回って」やって来る状態です。「勝ち負け」が「回る=mawaru=maharu」と関係が
有るのが分ります。 一人の女を巡る男の戦いでも、相手を打ち「負かし=makasi」た人は負けた人に
その女を俺に「回せ=mawase=mahase」、俺に「makase=任せ」ろ、と言うでしょう。相撲では「賜杯
は勝った人が表彰式では受け取りますが、その優勝杯は元に戻し、次回の優勝が新たに受け取ります。
優勝杯は「勝者の手から手へ」「回す=mawasu=mahasu」のが分ります。酒飲み会で「盃を」「回し」て
「回し飲み」をするのは「敵を打ち破った」、「負かし=makashi」た時の風習の名残りだと想像されます。

 アッカド語では次の通りです。

  maha's,u = 負かす、打ち破る、織る、アッカド語、英語では to beat, to weave