水と沈む

  水に関係がある言葉は「sa」行音が多いようです。地表から地中への働きや動きは
「埋める」、「埋没する」と言いますが、水面から水中への動きは「sizu=沈」む、沈没
と言います。アッカド語は「t,ibu=沈む」ですが、これに相当するスメル語では「SU=
沈む」です。浜辺の海水は沖縄方言では「usu’=ウスー」と言います。このウスーを苦り
に使って作った豆腐はとてもおいしいと評判です。昔の沖縄では豆腐作りは殆ど「ウスー」
を使っていました。トルコ語では「su=水」です。名護十字路付近から山入端の入り口の
往復は約1万メートル(10km)あります。40〜50年前は1万メートル競技があり
「su=ス」ン・ジャガーが折り返し点でした。海辺の崖から「清水」が湧き出る「泉=一種
の川」がありその名前がスンジャガーです。沖縄方言にも「su=水」が含まれています。
竹富方言では「su=水」です。

 スメル語、トルコ語アッカド語は次の通りです。

SU = 沈む、スメル語、アッカド語の t,ebu と同じ、英語ではsink

su = 水、トルコ語、英語では water

t,e’bu = 沈む、アッカド語、英語では sink