sataとsutu: 師弟関係と出藍の誉れと沙汰の限りでない

 なぜ弟子が師匠より力が付き師匠より有名になると出藍の誉れと言うかは「sutu
=出」の音に「意味がある」ようです。「sitei=師弟」の音に含まれている「site」や
出るに含まれる「sutu」の音は「sutu=soto=外」を同じように「外=出」を表す音
です。どんな弟子でもいつの日にかは師匠の手元を「離れ」て「出て」行きます。
師匠より偉くなる人は少ないですので、余計に「sutu=出」藍の誉れと言われる人は
「目立つ」のでしょう。普通の人の能力の「枠」、師匠の能力のの「枠」から「はみ出た」
人が「sutu=出」藍の誉れと呼ばれる人です。「sutu=soto=外」へ「出す、出る」状態
を表す言葉、「外へ出る」働き、能力を表す言葉には「sita=舌」など「sata」行音で表す
場合が多いようです。去るの過去形は「satta=去った」です。「別」の国や「あの世」に
「satta=去った」ら、もうこの地域やこの世にはいません。今までの話題の「枠外」の
話に「移り」たい時には「sate=さて」と言ってから、新しい話題に入る場合が多いので
はないでしょうか。目の前の人の「sata=沙汰」はあまりしません。「去って」行った人の
噂話が「沙汰」です。普通の出来事でない「事件」を起こした時にも刃傷「沙汰=zata」
と言います。「sata=沙汰」の限りではない、は「もっての外」です。沙汰の熟語「外」
の意味が含まれているのが分ります。「論じる範囲内」が「沙汰の限り」でそれを否定
すると「範囲外」になります。

 アッカド語では次の通りです。

 s,itu = 日の出、外に出る、英語では sunrise, exit, go out