ワッタ・クヮー: 我が子と我が家、 バナ・ヤー

  我が子と言う表現があります 日本語は同じ意味の二か国語を並べて新しい意味の日本語作るという
原則から考えると元々の意味は「我が=子」だったと推測出来ます。「我が家」は名護方言ではワッタヤー
で竹富方言では「バナ」ヤーです。「我が=ワッタ=バナ」であるのが分ります。これを我が子に当てはめる
と「bana=バナ=子」になります。竹富方言の我が家、「bana=バナ」ヤーのバナはワッタのように「banata=
バナタ=バナダ=banada」だったと考えられます。「〜の」の「の」は「的」と同じです。ひらがなの「の」は「的」
の略字です。的の北京音は「da=ダ」に近い音です。「ta=da」の変化は普通に見られます。この文を書く前に
書いていた原稿も載せた方が分り易いかもしれません。自分の子供を「うちの」子と表現する場合があります。
「うちの」を名護方言では「ワッタ=watta」と表現します。八重山方言では「w」の音は「b」の音に変化します。
ワッタに相当する竹富方言は「banta=banda」に近い「bana」です。大昔は竹富方言でも「banada=バナダ」と
言っていたかもしれません。

  スメル語では次の通りです。

  BANDA = 子、子供、英語では child