ウリチシムンバー:  これで良いのか

 「これで良いのか」を名護方言ではウリチ・シムン「バー=bar」と言います。その「内容」で良いなら
頷きますが、合意できる「枠外」なら、嫌なら「bar=バー」と言います。「bar」の音は「受け入れるか
受け入れないか」、「受け入れられる範囲内か範囲外か」を表す音のようです。音が低くなるのを「sidu=
静」かになる言います。水の中の「下の方」への動きは「sidu=沈」ムです。「冷静沈着」な状態を表す
言葉にも「sidu」に近い音が含まれると推測出来ます。普通の枠の「枠外、上の枠、 特別枠」の扱いを
受けると殆どの人は「喜ぶ」でしょう。「仕事にあぶれている人、失業中の人」を「落ち着かせる 宥める」
一番良い方法はその人を「雇う」事でしょう。

 スメル語では次の通りです。

  BAR  = 外、外側、英語では outside

BAR TAB = 怒っている(直訳は「tabu=誑」ラカされて、噴火のように憤怒している、
        怒って赤くなっているのが顔、外面に出ている)、英語では angry

   TAB = 燃やす、英語では burn

BAR SHED = 冷たい、 冷やす(直訳は枠外の冷たさ)、英語では cool. cool down

SHED = 冷たい、寒い、英語では cold

、 BAR SAG = 喜ぶ、(直訳は良い外側、特別に良い枠の待遇) 英語では please

SAG = 良い、英語では good

BAR HUG = 落ち着かせる、宥める(直訳は別の所で雇う)、英語では appease

HUG = 雇う、英語では hire