連山、峰々を「屋根=アガリ」と言うのは何故

   外来語が入る前の日本アルプスの名前は何と言っていたのでしょうか。その辺りを今でも
日本の「屋根」という言い方があります。山々が連なっていて、そこから日が「上がる=agaru」
場所が「agari-e=東江」だと考えられます。 即ち、山々の嶺、峰々を越してお日様が顔を見せる
と「日の出」なります。「AGARI=上がる=峰=山の天井・屋根」を「越す=日の出=E」と考えられ
ます。沖縄の「agari-e=東江」を参考にすると「日がる上る連山=山々の屋根=峰々」を昔は
「agari=アガリ」と呼んでいたのではないでしょうか。その「agari=天井=峰々」を「越す= E 」
場所を「agari-e=東江=日が峰々を越す場所」と名付けたと考えられます。日本アルプスの古語
は「日本の屋根=峰々=agari」だと推測できます。もしその考えが正しいとしたら、太平洋側より
日本海側に人々が住み着くのが早かったと推測できます。古事記では日本海側の人間が天皇
地位に就いた事は述べていますが、太平洋側の相模や東人が住んでいた武蔵野の国の人が天皇
の地位に就いた事は載っていません。

 スメル語では次の通りです

  AGAR = 天井、英語では roof

  E = 日の出、英語では sunrise