ウズ浜の語源について

 海の水は黒潮などのように一定方向へ「一直線または蛇行しながら」進んで行きます。渦を巻く所は
そうでない所と簡単に区別出来ます。 「uzu=回転する」のは真っ直ぐ、前へ進むとは区別できると
考えると「線の描き方」は大きく分けて「丸と直線」の「二つに分けられる」と考えられます。海の上
を舟で行くと水は生きているか死んでいるか気にかけないですが、「uzu=渦」を見ると「水も生きて
いる」と感じるのではないでしょうか。逆に渦を見たら飲み込まれたら死んでしまう、渦に殺されて
しまうと恐怖感を抱くのではないでしょうか。沖縄方言では鍬は「トン「ゲー=ge'」です。柄の先の
「金属」が「ge」です。「金属が渦」を描いていたらそれは「uzuge=鎖=chain」でしょう。以上から
考えると「uza=ウザ」浜は近くに村を二分する川や山があるか、浜辺の近くに渦を巻く場所があるかも
しれません。

 スメル語では次の通りです。

 UZU = (水脈や鉱脈を)見分ける人、占い師、英語では diviner

 UZU   = 肉体、身体(生きている人と死者の区別がはっきり分る状態を表す物)
       英語では flesh, body

 UZUGE = 鎖、英語では chain