なめし革と豚に真珠

革製品は「nameshi=鞣し」「革=hide, rowhide, pelt, skin etc,」からつくります。なぜ革製品の原材料を
「nameshi=鞣し」と言うのでしょうか。人間が動物の肉をたべるにも、その皮を利用する場合にも屠殺しないと
食べられません。「死んだ」動物の「皮」が「namesi=鞣し」だと考えられます。 人間は進化した最初の頃は他
の動物と同じように殺した動物の肉だけ食べていただけだと考えられます。その後で今までは「mudana=無駄な」
事をしていた。それでは「mottainai=勿体無い」と動物の皮を「nameshu=鞣す」方法を考え出したのでしょう。
全ての生物は持ちつ持たれつです。人間だけが勝手な事をしては生物の再生ができない、地球が「motannu=
持たぬ」、「mutan=ムタン」と理解出来るようになったのかもしれません。 「m = b」ですので「butani=mutani」
です。「butani=豚に」真珠は「役立たない、役に立たないです。「死んだ」人も、「役に立たない」ので「死=
無駄に=mudani=mutani=butani=豚に」似ていると考えたのでしょう。「豚に真珠」は完全に当て字で、意味は
間違いなく保持されていますが、「死人は役立たない、死人に口なし、どうしようもない」が本来の意味だと推測
できます。「豚に真珠」という諺があるくらいですから、犬死の表現は「豚死」にすべきだったと考えられます。
シュメル語を学ぶと「シュメル人=Sumerian」の「言葉の駆使の仕方」のユニークさには目を見張るものがあります。

 シュメル語では次の通りです。


  NAMSH   = 死、シュメル語、英語では death

  mu'ta'nu = アッカド語、英語では death

  mu'tu = アッカド語、英語では death