ナングスク: 御城は死者を祀る場所だったかもしれません

 沖縄では「城」は「gusuku=グスク」と呼びます。その呼称は何処から来たので
しょうか。もし沖縄方言を含めた日本語の語源はメソポタミアにあると仮定して良い
のなら「gusuku=グスク」に「u=o=御」を付けた「お城」は「ugusuku=御城=
死者を祀る所」になります。シュメル語では「死ぬ・死ぬ=ugush=ウグシュ」です。
語尾の「ku」は「ku=区=区域」かもしれません。死にかけている人、間もなく死ぬ
だろと思われる人は「matu=末」期症状を呈していると言います。 「亡くなった、
死んでしまった」の名護方言は「ma’ti=マーチ」ネンです。名護には有名な御嶽で
ある「namugushuku=ナングスク=南無城」は「nam=神」と「ugush=死者」を祀る
場所であるのはその名前に残っていると考えられます。

シュメル語とアッカド語は次の通りです。

UG = 死ぬ、 ush の変化形、シュメル語、英語では to die

USH = 死ぬ、シュメル語、英語では to die

matu = 死ぬ、アッカド語、シュメル語の ug や ush と同じ
         英語では to die

 NAM   = 領主 我が主、我が神、英語では lord

 NAM   = 運命、決められ宣告された命令、契約、意志

        英語では fate, destiny, determind order, testament, will

 NAM   = 予見、予測、考え、思想、計画、理解、指示

        英語では (fore)thoght, plan(ing), understanding, instruction

 NAM ZU = 知恵(神に近い知識)、英語では wisdom

 NAM TAR = (別れるように神が)運命を決める、抗えない天命が下る、英語では decree fate