どれが良いですか: そこにある全ての物の中から選んで下さい

 沢山の品物を集めてその中から、集められた「全部」の中から選びなさいと言う場合があり
ます。その時には「dore=どれ」でも良い好きな物を選びなさいと言います。そこにある「全て」
の物の中から選ばせたい時には「dore=どれ」にしますかと言います。共通語の「dore=どれ」
は沖縄方言式の発音では「duri=ドゥリ」になります。陸上競技など種目別の参加者を募る場合
があります。Aには5人Bには10人Cには一人だけ応募があったと仮定しましょう。 Aは「全部で5人」、
Bは「全部で10人」ですが、C は「全部で一人」です。一人の沖縄方言は「tiui=チュイ」ですが、
一人住まいの人世帯の合計人数が一人なら「du'tiui=ドゥー・チュイ」です。車は「両輪」がない
と「kara-mawari=空回り」します。人間も「kalamu=絡む」相手がいない、「一人住まい」なら、
一つの車輪しかない車と同じで「前に進めない」でしょう。 ギリシャ語の「doro=泥」の音には
「良い物も物も含めた全ての物=神からの贈り物」の意味があります。人の体に「泥を塗ると
魔除けになる」と考えて行われる行事が日本の何か所かで見られます。この風習はシュメル語
の「DUR=善悪を含めた全て」に起源がありそうな気がします。輪廻転生は「カルマ=karma」と
言われています。「カルマ」もこの地球に存在する「ありとあらゆる、考えられうる全て」の生命
が順番に交代して現れると言う考え方です。この考えは「アッカド」に起源がありそうです。とても
長くて遠い時間、遠大な時間が「カルマ=karma」には含まれています。「遥か彼方」など「遥かに
遠い所や時間」を表す名護方言は「カーマ=karma」です。遥か彼方は「karma=カーマ」アマーです。
 
シュメル語とアッカド語ギリシャ語と仏教用語は次の通りです。
 
DU = 全て、シュメル語、英語では all

DUR = 全部含めた、シュメル語、英語では totality

doro = 贈り物、ギリシャ語、英語では present

kala'ma = アッカド語、シュメル語の DU と同じ

karma = カルマ、仏教用語、業、輪廻転生を齎す仕業