吸い取られると抉り取られると畜生

 一つの纏った物や数からかなりの量を「削り取る」と元の物は「egu=抉」ラレタ
形になっているか、かなり量が「減っている」でしょう。会社の在庫量や売上数量が
減っているとその会社は「弱っている」でしょう。 個人ならば「疲れた」状態かも
しれません。「kega=怪我」や「egu=抉」ルに含まれる「ega」行音は「長い間働く、
疲れた、弱い、悪い、穴が開いた、削がれた、抉られた、円形の」状態を表すのかも
しれません。孫の相手は若い間は良いようですが、かなり歳を取り体力が衰えた後に
なると「きつくて疲れる」ようです。遊んでくれと孫に「segaセガ」マレルのは体力
が衰えた後は嬉しいと感じながらも「疲れ」も同時に感じるようです。「ya-sega-man
=痩せ我慢」をしながらも孫の相手にする場合があるようですが、自分の体力を考えて
から孫の相手になる時間の長さを考えるべきでしょう。 余りにも疲れた後では自分の
やりたい事も出来なくて「畜生=ti-kusho’」と嘆きます。 思いがけないいざこざに
「巻き込まれて酷い目に遭う」時にも畜生と吐く時があるかもしれません。人間は余り
にも「疲れたら」「病気になる」のではないか、「死ぬ」のではないかと「恐れる」の
ではないでしょうか。名護方言では「恐れる、心配する」は「si-wa’=シワー」スン
と言います。

アッカド語とシュメル語は次の通りです。

egu = 疲れる、アッカド語、英語では to become tired

 SI = アッカド語の egu と同じ、英語では to become tired


KUSH = 疲れる、厄介な・困難な事に巻き込まれる、シュメル語
      英語では to be tired, troubled