アブキトゥンとキートゥン、溺れていると越している、過ぎている、

  「溺れる」の名護方言は「abu kin=アブキン」ですが、「溺れている」の名護方言
は「abu ki tum=アブ・キ・トゥン」です。シュメル語では「 ki tum=キ・トゥン=地下
に埋める=消えて見えなくなる」です。シュメルでは「ab=海」ですので「ab ki tum=
アブ・キ・トゥン=海中に埋まる、海中に消える、 溺れて見えなくなる」になります。
沖縄方言の「アブ・キ・トゥン」はシュメル語そのままの表現です。「消える」の名護
方言は「キャーイン」ですが、「消えている」は「kia tum=キャー・トゥン」です。
キャー・トゥンは元々は「ki' tum=キートゥン」だったかもしれません。 「消えて
いる」状態は「消えとる」とも言います。死んだ人や「見える範囲を越えている」物は
「見えません」。「埋められている」物も見えません」ある線や範囲を「越えている」
時や特定の時間を「過ぎている」時には名護方言では「ki' tum=キー・トゥン」と言い
ます。 「見えない」状態という観点から見ると「キャー・トゥン=kia tum=ki' tum=
キー・トゥン」です。沖縄には米軍基地がたくさんあります。 基地は軍隊が駐在する
「場所」です。「ki=基=地=特定の地面=場所」であるのが分ります。

 シュメル語では次の通りです。

  AB = 海、英語では sea

   KI = 場所(特定された地面や水面)、英語では place

TUM = 適した、英語では suitable

   KI TUM = 埋める、(直訳は「特定の地面、場所に適している」物や人など)
         英語では bury