指図、図書頭、打ち出の小槌

 見ず知らずの「zu」は否定を表す語尾ですが、別の意味もあるようです。 見たこともない会った事もない人
は「知らない」のが普通です。知らずは「知らない」です。「zu」の音は「知っているか、知らないか」に関係
があると推測出来ます。見たこともないのをこのような物だと「zu=図」で示されて、覚えておくと次に本物を
見た時に、そうかこれが「象」かなどと確認出来ます。知らない事を「知りたい」時には図書館に行き図書で調
べます。いまは図書と言っていますが昔は「図書頭=zu-sho no kami」という役職がありました。知識の豊富な
人がなった役職です。何も知らない人が指「図=zu」したら、大変な事態に陥るのは今の民主党政権を見ても分
ります。 他人に指図する人はその分野をよく「知っている」人でないといけません。知識が皆無で権力・権限
だけで指図されたらたまたものではありません。 それだけではなくて、とんでもない結果が待ち受けているで
しょう。打ち出の小槌からは「何でも出て来る」と言われます。小槌に含まれる「zu」も「知恵」かもしれません。
打ち出の小槌は何でも引き出せる「知恵」への例えではないでしょうか。「打ち出の小槌=知恵の源泉」かもしれ
ません。ひょっとすると英語の「wisdom=知恵」に含まれる「s = z と発音されます」もシュメル語の「ZU=知っ
ている」と関係があるのかもしれません。

シュメル語では次の通りです。

ZU = 知っている、知る、英語では know