喜界が島は鬼界が島、強力な力と権力を持っている人、鬼が島か

「kikaiga=喜界が」の中には「kik」と「iga」の音が含まれています。ギクシャクしている、
ギクッとする、疑義を呈するなど「gik, giku, gigi」の音は「悪い」状態を表すようです。
「kiga=飢餓」なども同じような音の順序を入れ替えただけですので同じ意味があります。
悪い事をしたら「kugi=釘」を刺すと言います。「kugen=苦言」も悪い状態の時に言われ
ます。「kogoto=小言」も良くないです。体の調子が悪い時や酷く叩かれた時には沖縄では
「aga’=アガー」と言う人が多いです。 「aga」行音は「悪い」状態を表す言葉に含まれる
場合が多いうようです。「aga」行音を含んだ日本語を見てみましょう。腰が「magaru=曲がる」
のは良くないです。喉が悪いと「iga=いが」らっぽい、と言います。唖は話が出来ません。
声帯の機能が正常ではありません。唖の沖縄方言は「ti’ga’=チーガー」です。「kega=怪我」
も傷が出来る事です。「koga=焦げ」のご飯は美味しくないです。焦がす、焦げるのは良くない
状態を表します。「tiga-u=違う」と言われたら面白くないし「niga-i=苦い」味を好きな人は
少ないようです。敵に囲まれて「nige=逃げ」られない時も悪い状況です。「aga」行音を含む
言葉はまだ沢山ありますので次に譲りたいと思います。

シュメル語では次の通りです。

GIG =  病気、英語では sick

NIGGIG = 悪い事、英語では bad thing