かぐや姫の正体

 かぐや姫にはなぞが多いようです。あなたは自分で見た事のない人の話や
その人を見たと言う人が親だけという場合にその人がこの世に生きているの
を信じるでしょうか。最近は老齢に達しながら家族以外は誰も何年も見た人が
いないのに生きている事にして年金詐欺を働いた人がでましたが、かぐや姫
も彼女を育てた老夫婦以外はかぐや姫が月に旅立つまで誰も見ていません。
その実在が疑われる人が「かぐや姫」です。私は「かぐや姫」が実在しない
存在だったのはこの話が作られた当時はその時代の人全部が知っていた事だと
思っています。それは「かぐや姫」の「kagu-ya=かぐや」の意味を調べたら
分ります。私たちは食べ物を「口に入れます」が、口は「話をする器官」でも
あります。「話題にのぼる」のを「口にする」と言います。世界中の人は良い
匂いのする食べ物は美味しいと思うでしょう。食べる時、「口に入れる」時には
「kagu=嗅ぐ」のも同時にします。「口」と「嗅ぐ」が密接な関係にあるのは
漢字を見ても分ります。「kagu=口」の可能性も否定できません。つまり殆どの
人が「kagu=かぐ」や姫の事を「口」にした、話題に取り上げたが、かぐや姫本人
は何も「口に入れなかった」、生きていて「物を食う存在ではなかった」と考え
たらかぐや姫の話にぴったり符号します。かぐや姫を育てたお爺さんとお婆さん
かぐや姫がいると「口にしただけ」、その話を聞いてその話が日本全国?に広ま
って、全国民?がかぐや姫の話を「口にした」だでけで誰もかぐや姫を見ていま
せん。 日本の古いお家を見ると「kagu=家具」は食器棚だけで他の家具は殆ど
有りませんでした。新婚さんの家で最初に備える家具は「食器棚」ではないで
しょうか。かぐや姫の「ka-gu-ya」を「kaya」と「gu」に分解すると更に面白い
事が分ります。「kaya=蚊帳」は蚊にさされないように体の上や周囲に吊るす物
です。人類は昔は洞窟生活をしていました。頭の上や周囲は「岩」に囲まれて
いました。トルコ語では「kaya=岩」で、シュメル語では「gu=食う、食べる」
です。トルコ語とシュメル語だけではあまり良い意味がありません。お家の中に
だけいて食うだけの存在が「ka-gu-ya=かぐや」姫になります。それよりは実在
はしないが、人々の「口の端」にのぼった人が「かぐや姫」と考えた方が良さそう
です。

シュメル語とトルコ語は次の通りです。

KAG = 口、英語では mouth

 GU = 食う、食べる、シュメル語、英語では eat

kaya = 岩、トルコ語、英語では rock