道徳を守らない、正直でない、不規則な

 トルコ語では「許されない」状態を表す言葉にも「siz」の音が入っているようです。
「許されない」、「受け入れられない」状態を表す言葉には「「不道徳な」、「正直でない」
などが含まれるでしょう。野球をした事がある人なら分りますが、地面を転がって来た
ボールが「予想通りの進行方向に進まず」に「急に方向を変えてしまう」場合があります。
このようなボールの対処には「困り」ます。いつもと違う、予想と違うと困る場合が多い
です。このようなボールは野球では「irregular=イレギュラー」バンドと言います。この
ような状態を表すトルコ語にも「siz」が含まれています。正直でない人と付き合うのも困り
ます。正直でない事、嘘を付く事などをすると「なんて=nante=namte」事をするのと言わ
れます。 「悪い事をする」と「num=なむ=南無」阿弥陀仏とお坊さんに唱えられるかも
しれません。いつもと同じなら「do’zen=同然」です。共通語の「o」は沖縄方言では「u」
ですので、「do’zen=du’zen」になります。それに否定の「siz」を加えると「du’zensiz」に
なります。「いつもと同じでない、いつもと違う」のは「不規則な=イレギュラー」バンドの
「イレギュラー」と同じです。

トルコ語では次の通りです。


ahlaksiz = 不道徳な、英語では immoral

acimasiz = 情け容赦なく、無慈悲な、英語では merciless, unmerciful

numssuz = 不正直な、不名誉な、英語では dishonest, dishonorable

duzensiz = 不規則な、英語では irregular