拙いと始末に負えない

 ギリシャ語の「Θ=シータ=テータ」は英語では「th」で表記されますが、
日本人は「シータ」又は「テータ」と言っているようです。「th」の音は「s」
の音に近いですが、「t」、「d」、「z」の音にも近いようです。「拙い=mazu-i」
の「z」の音はローマ字では「madu-i」と書いても良いでしょう。「da」行音
の中に「ヂ=di」があります。拙いの「mazu」と「si-matu=始末」に負えない
の「matu」は同じ語源から派生した言葉だと考えられます。嫌な事が続くと
「拙い」と思いますが、「mata-ka=又か」とも言います。「又か」と言われる
ような事を続けると「始末に負えない」と言われます。「maze=混ぜ」返すの
も「良い態度とは考えられない」です。ひょっとしたら京都の有力な勢力が、
九州の南の人、「隼人族」を「始末に負えない」と考えて「simazu=島津」と
名付けたのかもしれません。大和朝廷にとって「拙い」存在が島津の可能性が
あります。トルコ語でも「語尾」に「maz」が「mez」が付くと「下の=南の?」
や「悪い」などの意味が含まれています。英語・トルコ語辞典に「un-, in-, im-,
dis-, dys-, a-, anti-, out of, off」などを入力すると「maz」や「az」の入った
トルコ語が出て来ます。日本語でも「まず」や「まつ」の文章の後に「否定のない
=no,ir-, -less」が来る場合が多いようです。「mazu=まず」そんな事は起き
「ない」でしょうという言い方もあります。


guvenilmez = 無責任な、責任感が無い、英語では irresponsible
sorumsuz = 無責任な、責任感が無い、英語では irresponsible
dikkatsiz = 不注意な、注意深くない、英語では careless