悩む、心配する、遠慮せり

  悩むや心配するは良く聞きますが「遠慮せり=enrioseli」は文語に近いですので
聞いた事はありませんが、意味は説明しなくても分ります。「enrioseli」という外国語
があると大体の意味は想像できるのではないでしょうか。日本語では「d = r」です
ので「enrioseli=endioseli」となってもその変化は分ります。英語・トルコご辞典に
「worried」を入力すると次の単語が出てきます。遠いの漢字は遠慮の「遠=en」です。
トルコ語の「en」に「最も遠い、長い、大きい」など「最上級、最大級」の意味があり
ます。比較級より更に「遠い、長い、大きい、強い」などの意味が含まれます。日本語
には「縁遠い=en do'i」がありますが、その意味は「en=一番遠い、一番縁がない」、
つまり「縁遠い」は「縁がない」の「最上級」であるのが分ります。「縁がある」は
「遠い」と思っていたが「円を回り回ってお鉢が自分に回って来た状態」「一番端どうし
は良く似ている」、円を見ると「両極端は同じか似たような物」であるのが分ります。
「自分には一番遠くて縁がないと思っていたが結局はそのお鉢が自分に回って来て
どうしようか悩んでいる状態」が「endiseli」かもしれません。英語の訳も「worried」
よりも「most worried」とした方が良さそうです。

 トルコ語は次の通りです。

  endiseli = 悩んでいる、英語では worried

  en iyi = 一番良い、英語では best

    iyi = 良い、英語では good

    kotu = 悪い、英語では bad

  en kotu = 一番悪い、英語では worst