無いとネーラン、萎えるとネーリン

 何かが「無い=nai」」と名護方言では「nen=ネン」とか「ne’lan=ネーラン」と言い
ます。「萎える=nae-ru」は「萎=ne’=ネー」リンです。 「ai」や「ae」の音は「e’」の
音に変る場合が多いです。 日本語では「否定」の時には「〜が無い、〜でない」で表し
ます。「na」行音は世界のほとんどの言語で「否定」を表すようです。英語では「否定」
をする時には「deny」と言います。ここでは「de」は「ディ」と発音し、「ny=ni」は
「ナイ」と発音します。日本語の「〜でない」と音も意味も同じです。「ある」のが正常
ならば「無い」のは正常でない事になります。植物は普通の状態ではすくすくと元気に
「伸びて」いきますが、「水分が無い」と「萎え=nae」ます。「nae=萎エ=ne’=ネー」
リンと言われる状態になります。

ラテン語では次の通りです。
 
  denego =  否定する、打ち消す、英語では deny