良く考えてから了承なら頭を縦に、反対なら横に振って下さい

 ある講演を聞きに来ている人に対して、講演者がある質問をしますから、「良く考えて」
から、良いと思えば頭を縦に、嫌ならば横に「振って下さい」と言えば、全ての人が質問の
意味を「掴んでいる」、理解しているでしょう。縦に振ってと横に振っての「futte」には
「考えて後からの行動」の意味があると考えた方が日本語を理解するのに都合が良いです。
なぜ頭を「縦に振る」と承諾で「横に振る」と「否認、否定」を表すのでしょうか。この言葉
にもラテン語の影響が見られます。ある女性をあるいは男性を「振って=futte」しまった、
「振った=futta」よ、の名護方言は「puti=プティ」ネンです。振った、断ったならば、良く
良く「考えた」上での事でしょう。そう考えると「考えた」後で承諾の時には縦に、否認の
時には横に振る事になります。 即ち「振る=furu←futu←putu←puto=考える」と変化した
と考えられます。私達を「信じて」歓迎なさるなら手を「振って=futte」下さいという暗黙の
了解があるのは良い表現だと思われます。

ラテン語は次の通りです。

 puto = 考える、信じる、英語では think, consider, conceive, believe