もっと多く、更に上へ、頂点、優勝へ近づきたい

相手の持ち物を頂戴という時に沖縄方言では「ダー=da’」と言います。「搔く」を強く
表現する時には「引っ掻く」と言って「引く=hik」を前に付けます。相手の物を自分の物に
しようと強盗は相手の物を「引っ張り」ます。「引く、引っ=hi」の音は「酷い=hi-doi」
行為を表す場合に多く使われる」ようです。 沖縄方言の「ダー=頂戴、下さい、渡せ」には
強い意味の「奪う」意味はありませんが、前に「ヒン=hin」を付けて「ヒンダー=hinda’=
hinder」と言うと「奪う」意思が強く感じられます。「渡さない」と「奪うぞ」という意思が
「ヒンダー=hinder」には感じられます。頂戴と言う時には「肘から指先」を相手に向けます。
エジプトのヒエログリフでは「da=肘から指先までを描いた絵の音符」です。沖縄方言の「ダー
=頂戴、下さい、渡せ」と何らかの関係があるのかもしれません。 「ダー=da’」と言って
相手の方に「手を向ける」と手は相手に「更に」、今まで「以上に」近づきます。 トルコ語
では「daha=もっと、更に、上へ」です。 甲子園の高校野球では試合はトーナメント方式に
なっていますので、試合に「勝つ」と「更に上」に行きます。「勝ち上がり」方式です。相手
に勝つ、相手のチームを負かすのを「打破=daha」するといいます。 相手のチームを「打破」
し続けると「更に上がり」ベスト・フォーに入るか、「優勝=一番上の位置」に「近づき」ます。
 さて相手が強豪、とても強いと、こちらの思惑通りにはいきません。こちらの夢を「邪魔を
され」て「打ち砕かれる」かもしれません。英語では「hinder=邪魔をする」です。

 トルコ語では次の通りです。

 daha = (もっと上、もっと多くなどの)もっと、更に
           英語では more, more than

 daha arkadiki = 邪魔をする、

注: 強い敵に「打破される」すなわち、「邪魔が入る」か、「邪魔をされる」と
「目的を達成する」のが「更に遅れる」か「出来なくなる」でしょう。