2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ニーシェーターと二世:  若い諸君と外国から来た二代目の人々

英語では一人の人は「person」ですが、沢山の人々、大衆は「people」です。若い人、青年を 沖縄方言では「ni'she'k=ニーシェー」と言います。大人が二人以上の若者に声をかける時には 「ni'she'=ニーシェー」ターと言います。日本語では外国に移民した日系…

シャミを弾くとクサムヌ・言イ

嘘を付くのは本当の事は言わない事ですので、「誤った、間違った」情報を相手 に「与える」事です。スメル語では「与える」状態を表す言葉は「shum」行音で表し ますので、「shami=三味」を弾くは「間違って情報を「与える=shum」と分析でき ます。実際の姿…

ピジェー・ヌディ: 歌が下手、音痴

「nodo=喉」は人間が立っている間は垂直ですが「寝ている」間は「水平」です。垂直の逆です。 喉の沖縄方言は「nudu=ヌド」です。歌の上手い人は「喉が良い」と言います。音の「上下の変化」 に富んでいます。「音程の幅が大きい」です。歌の下手の人は逆…

酒ヌディニントン: . 酔い潰れて寝ている

酒を「飲んだら」「寝やすい」と言う人がいます。私もとても酒に弱いので酒を「飲む」と「眠たく」 なります。酒を「飲んだ」の名護方言は「nudan=飲ダン」です。 「寝る」のは「横になる、横たわる」 事です。ちょっと「休む、寝る」のを少し「横になる」…

四面楚歌

四面楚歌は「絶対絶命」の状態です。もう「生き残るチャンスが無い」状態です。 望みを「絶たれた、断られた」状態です。チャンスを「与える」という言い方があり ますが、それの否定が「shimen=四面」楚歌です。四面楚歌に含まれる「shime」の音 は「チャ…

クルクル・パー: 頭がいかれて奇妙な行動をする人

名護方言では「知り合い」はシッチョー「ルー=lu」、左利きはピジェー「ルー=lu'」です。 それから分る事は「lu=人」です。ある人の行動が「とてもおかしい」とあの人は「パー」だと 表現します。「パー=ある種の人=lu」です。「クルクル」「パー」は「…

笹巻き、笹寿司、巻き寿司、いなり寿司、寿司、種子 

日本語は同じ意味の二種類の言葉を並べて意味を強調する場合がありますので笹巻きは「sasa=笹 =巻き」と考えられます。物を「巻く」と巻く物が巻かれる物の外側に来て「皮」の役目を果します。中に ある物を「覆い」ますので中は見えません。「巻く、包む…

パヂンとパヂー: 服を脱ぐと恥

服や下着を「脱ぐ」のを名護方言では「padin=パヂン」と言います。平気で人前で服を 「脱ぎ」肌を見せたり、下着を「脱いで」陰部を見せたら軽犯罪であるだけでなくて「padi= hadi=恥」です。 恥の名護方言は「padi’=パヂー」です。 とても酷い恥を「曝…

厨子甕: 人事は棺を蓋いて定まる

人事は棺を蓋いて定まる、または棺を蓋いて事定まる、と言われます。「棺桶」は 人間の死体を入れてその後で「蓋」をします。「棺桶=蓋をする物=蓋う」はお互いに 関連があるのは直ぐに分ります。「甕」は水を「入れて貯える容器」ですが、「死者の骨 を入…

ドゥー・ニー: 重労働の後や病気で体がとてもきつい時に出る「呻き声」

恨み言を言うのは「心に」「痛手を受けた時」や深い傷を負った時、嫌だなと思った時、即ち、 「不快」になった時でしょう。 「体に」傷を負わなくても「痛手を受けた時、とても疲れた時、 くたびれた時」も「体が不愉快な時、不調な時」に似ているでしょう。…

ナラン、ノーラン: 良くない受け入れられない、治らない、奈落の底、濡れ衣

「駄目・駄目と言って叱る」と同じ意味の言葉が名護方言の「ヌラーイン」の「ヌラー=nula'」で、 その言葉はスメル語とアッカド語と全く同じ言葉であり、英語の「no-no」に相当するのが分りました。 母音の変化を考慮に入れて押し広めて考えると「nala」行…

ゲースン、頭を冷やせ、冷や汗、火遊び

「親や先輩に刃向かう」のを沖縄方言では「geh=ゲー」スンと言います。「傲慢な」態度 と言って良いでしょう。そのような態度を取る子や部下には頭を「hiyase=冷やせ」と言った ら良いようです。周囲から見たら親への「反抗的な態度」は「冷や汗=hiyaase…

きやしゃんせ、気安い御用

歌詞の中に「kiasha-nse=kiyasha-nse=きやしゃんせ」がある歌があります。 漢字で書くと「来やしゃんせ」になるでしょう。語尾の「せ」は「急流」を表す瀬かも かもしれません。そう考えると「kiasha=kiyasha=se=瀬」になります。「ん=n= no=の=所…

ヌラーイン、ヌラーレー、ヌラッタン:  叱る、叱りなさい、叱られた

親は子供が「悪い」事をすると「駄目・駄目」と言って「叱り」ます。 駄目は英語では「no」です。 駄目・駄目は英語でも「no no」と言うのでしょうか。 否定を強調したい時には駄目・駄目のように 同じ言葉を二回続けるか、同じ意味の二種類の言葉を並べる方…

カラージと茶髪: 髪の引っ張り合いは女の子の喧嘩の一種

小学6年生の頃に自分のクラスの女の子が休み時間に「髪の引っ張り合い」をして いました。事情が呑み込めないので側で黙って見ていましたが、隣の女の子に聞くと 喧嘩だと言っていました。喧嘩の原因が何だったのかは忘れましたが、「凄まじい争い」 だった…

からっきし、駆られる: 意気地がない駄目な状態と好きな物をしたくて心が逸る状態

好きな事を急にしたくなる、「心の動きが活発になる、逸る」のを「kalale=駆られ」る、 と言います。「心」の「良い状態、浮き浮きした」状態を「kalale=駆られ」の音は表して います。逆にある事をしてみる、試してはみるが「全く駄目」で「馴染めない」…

グーの音、グシュ・グシュ、グシュン: 鼻詰りと鼻声

どんなに嘘をついても決定的な証拠を突きつけられたら反論できません。「言い返す」 事は出来ません。そんな時には「gu’=グー」の「音」も出ないと言います。言葉は口から 出る音です。 「gu=gu’=口から出る音=声」と推測できます。沢山の人がいて何かを…

蔑む人には侮辱を与えて逆境に追い込む

人は尊敬する人の為には協力を惜しみませんが、相手が自分より下だと思う場合、見下す場合、 即ち「sage-sumu=蔑む」人には協力しません。それどころか、相手が「嫌がる事」を「して=加えて =与えて」「不利な状況」に「追い込む」かもしれません。「sage…

シムン、シムサ、シミレー、シメシメ: 良い、要らない、させなさい、良い物や機会を与えられた時の音

親、友だち、知り合いが自分に何かを「呉れる」と言っても「それは要らない」と言う場合があります。 名護方言では「shimun=シムン」又は「shimu-sa=シムサ」と断って受け取りません。スポーツなど好きな 事をしたいと言っても親が許さない場合があります…

フルバフン:  滅ぼす

個人的には殺される事、国では「holo=滅」ばされる事が一番恐くて、一番「悪い出来事=悪事」です。 「滅ぼす」の名護方言は「hulu=フル」バフンです。沖縄では「ムエー=模合」と言う名の集まりがあります。 一定の金額を「模合の責任者=親=座主」が責…

古傷、雨が降る、成績が振るわない

傷は切りつけられたり、刺されたりして出来る外傷が多いですが、心の傷と言わ れるように「傷」は「悪い」状態を表します。 自分がずっと前に「犯した」事、自分が した「悪い」事には誰も「hule=触れ」て欲しくありません。そのような傷は「古傷」と 言わ…

ジャマー・ネン: 邪魔になる敵対する人と見苦しい態度

物事の整理がつかない人、あたり構わずほったらかす人、人の迷惑など全く考えない 人の「見苦しい」態度を名護方言では「zama'nen=zyama'nen=ジャマーネン」と言います。 人の「zyama=邪魔」、迷惑になる人の態度と言えるでしょう。自分の「嫌な人や敵」…

猿まねと去る者は追わず

スポーツでも学問でも優れた人のやり方、態度を「真似」するのが一番手っ取り早くて 良い方法だと考えられますが、同じ真似でも「saru=猿」真似は「嫌われる」ようです。 普通の真似と猿真似は何処が違うのでしょうか。普通の真似はある組織に入って、 その…

触れる、触る、ギクッとする、ギクシャクする

「嫌いな」人には「触られる」のも「嫌」です。触るは「hule=触れ」るとも言います。 「hula」行音は悪い状態を表す場合があるようです。 頭や態度、行動、の「おかしい」人 は首里方言では「huler=フラー」です。気が「hule=触れ」ると行動が「おかしく…

ギーギー:  古くなった戸が故障がちになり、うまく閉まらない時の音

物は古くなると「機能が落ちる」場合が普通でしょう。戸や障子は古くなると「動き難く」なります。 「gi' gi'=ギーギー」と音がします。人間も歳を取ると色々な「機能が低下」して「動きが遅く」なり ます。その症状は「病気」の人と似ています。病気の人も…

始末に負えない人: 頭痛の種と見なされます

とても扱い難い人は「shimatu=始末」に負えないと言われます。そういう人が部下にいると 上司はその人を「頭痛の種」と思うでしょう。頭痛は一種の「病気」です。二人の嫌な関係が 長く続くと上司は本当の「病気」になるかもしれません。始末に負えない人は…

ナカーフン、ナカナカースン: やっつけて泣かす、泣き出しそうになる

意地悪をして好きでない人、嫌いな人を泣かす事はありますが、普通は「殴って、叩いて」 から「naka=泣か」す場合が多いのではないでしょうか。 「やっつけるぞ、殴るぞ」の名護方言 は「naka'=ナカー」フンドーです。意地悪をされたり、「殴られ」たりし…

1班の広さ

昔の名護町は各区とも1班、2班、3班と別れていました。1班の広さは平均どの位 でしょうか。 「han」や「pan」の音への当て字には「班、範」などがありますが、どの 漢字も「面積、土地の範囲、区画」などを表しています。 アッカド語では次の通りです。 …

水がある場所と水を入れる容器

水がある場所と水を入れる容器は「水に関係がある言葉」と言う観点から考えると「同じ音」 で表されても不思議ではありません。「海」は地球上では「一番水の多い所」です。沖縄では 「海」でサバニという名の舟で旧暦の5月4日に競争します。 その行事の名…

意気地ない、意気地なし

男の子供を「貶す」言葉に「ikuzi=意気地」無しがあります。その言葉は「iki=意気」 と「uzi=ウジ」に分析出来そうです。人を「貶す」言葉の代表は「uzi=蛆」虫でしょう。 意気地のない子は何をするにも「恐がり」ます。 怖がるの名護方言は「uzi uzi=…