スラー・ワッシの語源、完全に、すっかり忘れた状態

 沖縄方言では「r=l」の音は良く脱落する
事が知られています。「忘れる」事は今帰仁
方言では「ワッシ」だそうです。今帰仁方言
では、「忘」れるの「ワッシ=忘=ワス」の
部分だけで、同じ状態を表す事が分かります。
前に「チュラ」サンの「チュラ」は今帰仁方言
では「スラー」に変ると述べました。首里方言
では、「チュラーク=完全に、すっかり」だと
分かります。名護方言では「クラーク」になり
ます。「全て食った、たいらげた、何も残って
いない」状態も同じ言葉で表現されます。名護
方言では「すっかり」忘れていたは「クラーク」
ワシリ・トゥ・タンで、今帰仁方言ではスラー・
ワッシ は「すっかり」「忘れた」状態 です。忘
れたなら記憶に「全く無い」か、「殆ど記憶に
無い、あっても僅か、少し」だと分かります。
「wa-srr=wa-surre=忘れ」や「wa-srr=ワシ」
リに「少し」が含まれている事が分かります、






 ヒエログリフのアルファベット表記
 は次の通りです。








 ヒエログリフ  日本語     英語





 Srr       小さい   little




          若い    younger




          年下の   junior

          子供、子




          短い    short







          劣る    meager



 mH Srr    約45cm   circa 45 cm

          前腕、腕   small

          の小さな   cubit

          部分、   

 

          腕尺





 mH       前腕     forearm





Middle Egyptian Dictionary

2018

Mark Vygus

(15.3 mb)

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