縫へぬの語源、材料や腕が足らぬ

服を縫おうとしても縫えない理由
は幾つか考えられます。 糸や生地
が足らないと縫えないのは当然です。
「腕が足らぬ、縫う技術を持ち合せ
ていない」なら幾ら材料があっても
縫えないです。 以上の全てが揃う
と服を縫えるようになるでしょう。
以上の条件が満たされないと「縫
へぬ=n-whennu」と言います。服
を縫うと言う事が「別々の物」を
一つに「纏める」事です。衣服の
種類を表す、日本語には「纏」が
あります。





 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。




 アッカド語  日本語    英語  


 ahennu'    縫へぬ、   each
          材料を    separately
          一つに
          纏める
          腕が無い


          材料が
          不足
          






          変へぬ、

          ずっと
          同じ物
          を持つ


          前置詞の
          k は否定




          会へぬ   each
          互いに   separately
          離れた
          状態

       
          一つだけ   singly


        注: ahenna' の変化形




 ahenna'    各々が     each
          離れた    separately
          状態  
   
          一つだけ   singly




 ahe'     開ける     separately
         と離れた     
         状態に
         なる



         離れた      by itself
         所に一人
         一つだけ

 ahish      自分の    on one's
          妻、      own
          彼女


          一人      alone






          区別された  isolated



 ahamma    袴、      apart



           二股に    separately
           分かれ
           ている
           衣服の
           種類


           高窓
          



      注:   h の下に発音符号の
           小皿の印があります。


Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France



The Assyrian Dictionary of
the Oriental Institute of
the University of Chicago (CAD)
Volume 1, part 1
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