イチマディ、何時迄だったか分るか、昨日迄

 人間はどういう時に「昨日は」と言う言葉

を使うのでしょうか。昨日にはどういう意味

があるのでしょうか。 「一つの意味」は誰

でも同意できる表現です。もう一つの意味

は「金を貸した人と借りた人の間に交され

る言葉」と仮定すると分り易いです。昨日

の名護方言は「kinu'=キヌー」です。誰も

「既に起った過去の事」を変える事は出来

ないです。「kinu'=昨日」の事は「既定」の

「事実=kinu'」です。「約束」は未来に何か

をする事です。まだ事実ではありません。

双方が「約束を守る、約束が実行される」

とその約束は「事実になる」でしょう。「約束」

の意味は「将来の事ではあるが、双方とも

その約束を「必ず実行して事実にする」事

です。金を貸した人が借りた人に「何時まで」

だったか分るか、期日を覚えているかと難詰

する事はその約束が実行されなかった事を

表している事が分ります。つまりその約束の

実行日は「昨日」だったんだよと言う事を暗示

していると言えるでしょう。  支払い期日は

「何時まで」だったかの名護方言は「ittimali=

ittimadi=イチマディ」です。沖縄方言では

「d=l」の対応は良く見られます。



 アッカド語のアルファベット表記
 は次の通りです。


 アッカド語  日本語    英語


 ittimali    昨日      yesterday


 ki'nu      先ほど     just

         本当の     true
         真実の
 

     注:   ke'nu と同じ




 ke'nu     ついさっき   just

         本当の     true
         真実の


 
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile
de France