辺り憚る事、公衆の面前ですると逮捕される酷い事
ある私的な行動で、秘めた場所では歓迎される
事でも、「公的な場では許されない」事が夫婦の
営みです。公的な場では辺り憚る事になります。
力を持つ、権力を保持している事は「良い」事で
しょう。「幅」を利かすと言います。 「はば=幅、
憚」の音は同じ音です。この音は「力がある、やり
たい放題できる、強い立場」を表す事が分ります。
そのような立場の人が権力者ですが、辺り憚りなく
行動すると権力者でも「非難される可能性が高い」
ので権力者で辺り憚る事はしないでしょう。「憚る」
は「幅=憚=利かす、周囲を気にしない、力がある
=はば」「かる=kalu=弱い物を狩る、草を刈る」
と推測されます。辺り憚る事無くは周囲を気にしな
いで獲物を「狩る」、草を「刈る」態度と言えそうです。
「憚る」は「強い=はば」「かる=kalu=弱い」と分析
できます。「多少」と同じ構造の言葉で後ろの「kalu=
弱い」状態を表します。それの否定が「辺り憚る」「事
なく」です。「弱くはない、強い」態度が「傍若無人=
辺り憚る」「事なく」になります。そのような行動をす
る人は「その人よりは強い」「公権力が強権を発動」
して「逮捕する」でしょう。警察は暴走族や暴力団を
「逮捕する」時には「〜狩り」と表現する場合があり
ます。「kalu=狩る」の変化形が「galu=gali=狩り」
です。
アッカド語のアルファベット表記
は次の通りです。
アッカド語 日本語 英語
kalu' 狩る、 to arrest
逮捕する
刈る to retain
確保する
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile de France