匙を投げるの語源、容器の中にある物を外に出さない、籠の鳥、我慢
容器の中の物を「外に出す」器具の
一つが匙です。「shadu=sadi=匙」
を投げると中身を外に出さないので
一種の現状維持です。中に閉じ込め
られた物が鳥に例えられた人間なら
出るに出られず「我慢」しないと
いけないでしょう。この状態は名護
方言では「nigin=ニジン」と言います。
名護方言と同じ意味のシュメール語も
「nigin=囲み、囲まれた」ですが
それに相当するアッカド語は「匙」
を投げる、即ち「容器の中にある
=shadu=sadu=匙」です。
シュメール語とアッカド語のアルファベット
表記は次の通りです。
アッカド語 日本語 英語
シュメール語
(大文字表記)
NIGIN 囲む encircle
shadu 回り around
ペンシルバニア大学
シュメール語辞典
Akkadian Dictionary