ペークとヨンナー、海抜の高低、連想の楽しみ
クロヨナのヨナの意味が、「浜辺、海辺」
と知り、「ヨナ」の変化形を調べてみました。
「o=u」の対応の原則がありますので「yona=
yuna」です。母音を強調したい時には長母音 に
なる場合がありますので、「ユナ=yuna=yu'na
=ユーナ」になります。 ユーナは「浜辺」に
生える沖縄では有名な木です。共通語ではオオ・
ハマボウです。 「ハマ=浜」が入っているので
分り易い名前です。「ヨナ、ユナ、ユーナ」の音
は海抜の「低い」場所を表す事が分ります。山頂、
山の嶺は高い所です。英語では「peak=山頂」で
す。与那嶺は多少と同じ構造の言葉と推測されま
す。後ろの「嶺」の意味になっていると考えられ
ます。 与那嶺と言う場所は「高い所」にあると
推測されます。 「高低」を「長いか短いか」に
置き換えると「peak=ピーク ⇨ 速く、遠く
まで行ける」で「ヨンナー・ヨンナー=ゆっくり、
遅く、遠くまで行けない」になりますので、名護
方言の「ペーク、速く」と「ヨンナー・ヨンナー、
遅く、ゆっくりゆっくり」は覚え易いと思われます。
クロヨナの木の名前を覚えてそれが海辺に生える木
である事が良く分りました。