蹴散らす、尻の穴が小さい

小さい状態にするのを粉々にする

と言います。散り散りバラバラも

固まっているのが「小さくなって

いく」状態です。「s,i=散」るだけ

では「小さい」状態を表すアッカド

語と関係があるとは気づかないです

が、「k-es,u=k-es,i=蹴散」らすと

言うとアッカド語との関連が直ぐに

分ります。これでやっと「k-es,u=

尻」の「穴」が「小さい」と言う

表現が分りました。体の大きな部分

である尻を「けつ」と読める理由は

無いですが、「穴」は「k-es,u=穴」

と読めます。「尻=k-es,u=穴」と

洒落た表現になっている事が分りま

す。後ろの「小さい=k-es,u=穴」

を強調する為に「尻=けつ」と読ま

しているのでしょう。沖縄方言では

「穴=mi'=ミー=目=小さい穴」

です。ミー、メーは「コラと子供を

叱る」意味もあります。子供は「縮

み」上がります。ここでの上がるは

「とても」を表すとみなせます。

「恐縮する」でしょう。




  アッカド語のアルファベット表記
  は次の通りです。



  アッカド語  日本語    英語


  e's,u     小さい    small

         小さい    little

         少し     few

         乏しい    scant

         僅か     scarce

         少し     slight

         浅い     shallow

         量が不足   meager
         質が劣る   meagre (綴りの違い
                     上と同じ)

         適切でない  inadequate

         重要でない  insignificant




Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile de France