アクン、アチュン、開く、開いている、クン、チャン、到着
名護方言では「アチュン」は「開いている」で、
「アクン」は「開く」です。水道の水が流れ出て
いる時には名護方言では「水=ミジ」「パトゥン
=patu-wn」と言います。水道の「栓が開いている」
時に水は外へ「流れ出る」ように工夫されています。
「パトゥ・ウン=パトゥン」は同じ意味の二種類の
言葉を並べた形になっています。即ち「開く=patu
=wn=開く」です。「アチュン=atu-wn」「アクン
=aku-wn」と推測できます。「ku」の音が基本形で
過去形、現在完了形では「tu」の音に名護方言では
変る事は前に述べたように「来る」は「kun=来ン」
で「来た」は「tian=来アン」です。この音は「tu
=着」いたと同じ音、到着の「tia-ku=着」と同じ
音、同じ意味です。「着=tia-ku=チャク」も同じ
意味の二種類の言葉を並べた言葉である事に気づき
ます。「来た=tian=チャン」の語幹と「ku=来」
るの語幹を並べた言葉です。名護方言が分って初め
て到着の「着=tia-ku」の読み方とその意味が分る
と言えます。
アッカド語とヒエログリフの
アルファベット表記は次の通りです。
patu (A) 開ける、 to open
開いている open
wn 開ける to open
参考辞典
Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile de France
Hieroglyphs. net
ヒエログリフ辞典
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