ハヂチ、手の甲への入れ墨、 その2

私の親戚のお婆さん、もし生きて

おられるならば130歳以上になる

人の「手の甲」にはハヂチが入れ

られていました。きょう初めてその

ハヂチの意味が分りました。「糸、

結ばれる、結婚、長く一緒に生活

する、染める、聖なる油を流す」を

一つの音「t,urru=鶴、蔓」の音で

表す言葉がアッカド語です。昆虫の

交尾も人間の交尾も「t,urru=連」む

と言います。「ツル」んでいる、

交尾している状態を名護方言では

「t,irru=チル」ドuンと言います。

連れと「t,urru=連」むのは当然

です。




  アッカド語とシュメール語の
  アルファベット表記は次の通りです。



  アッカド語   日本語      英語
  シュメール語
 (大文字表記)



  t,urru    結ぶ事      binding

         服の       a knot
         結び目       in cloth

         帯        a bandage

         固定する物、
         動けなくする
         物


  DUR      アッカド語の t,urru と同じ


  t,urru'   たっぷり塗る    to slather

         染める       to smear
         傷つける
         染料で汚す

         腸         rectum

         肛門        anus

         尻         rump


  pa'du'tu   ある特定の男は  PN is responsible
         一生責任がある  with his life

  注: PN (personal name)





シカゴ大学アッカド語辞典
T, (Tet) のページ
196
197


P の参照ページ
40


Akkadian Dictionary
by
Association Assyrophile de France


ペンシルバニア大学
シュメール語辞典を
参照