罷りならぬ、罷り通る

  罷りならぬの「ならぬ」は否定です。罷りならぬ

も言葉の成り立ち、構造は「多少」と同じです。即ち

「正当な理由がある=して良い=罷り」「ならぬ=否、

否定」です。「罷りならぬ」は後の「ならぬ」の意味

になっています。 「罷り通る」は両方とも肯定です

ので、多くの人が遺憾だと思っても、世間では今の所、

通用している状態です。マカラ行音は語尾の音が「ラ」

で終るか、「後ろに否定の言葉」を持って来て「正当な、

当然な=maa xrw=マカル」状態を否定している事が分り

ます。


  ヒエログリフのアルファベット表記は次の通りです。


  ヒエログリフ  日本語    英語


  mAa xrw    当然だ・   be justified
          正当と見な
          される理由
          がある

          正当化される



ヒエログリフ辞典
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