食べる、飲み込む、理解する、分る、解る、別れる

  口の中に食べ物を入れると「食べる」とか「飲み込む」

と言います。物事を頭の中に入れるのは口の中に物を入れる

のと同じ言葉で表す事もあります。私の言う事が「wakalu=

分る」かと言う代りに、「飲み込めた」かと言う場合もあり

ます。なぜ同じ事を表すかは「w-akalu=分る」を分析・分解

すると解ります。「食べる=akalu」ならば「口の中に入れた」

ように「脳の中に、頭の中に」「入れた」が「w-akalu=分る、

解る」になります。「食べる」と「分る、解る」に同じ音、

「akalu」が含まれている事が解ります。哺乳動物は生まれて

から暫くは母親の母乳で育ちますが、ある一定期間を経ると

「自分で食べ物を食べる」必要があります。それが出来ないと

生きて行けません。離乳食がある理由です。乳離れ、即ち自分

で「食べ物を食べる状態」を名護方言では「aka'li=アカーリ」

ンと言います。沖縄方言では動詞語尾は「ン」で終る場合が多い

ですので「aka'li=aka'lu」です。


  アッカド語のアルファベット表記は次の通りです。



  アッカド語   日本語   英語


  aka'lu     食べる   to eat

消費する  to consume



シカゴ大学アッカド語
アッシリア語)辞典
A part 1 の参照ページ
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