お宅に、お宅の
私たち人間は犬に「オテ」を教えますが、人間の方が
「ote=オテ」の意味をはき違えています。「ote=オテ」
は手とは直接の関係はありません。間接的な繋がりがある
だけです。手の平に小石を持ちオテと言うと小石の「上」
に犬は「前足」を置くでしょう。 人間は頭の「上」には
「ote=オテ」ントウ、お天道様があり、それは昼間は光
り輝いている事を知っています。海の中の宮殿、竜宮城で
「一番上の位」の女性は「oto=乙」姫です。「ota」行音
は「上」を表す言葉です。夫と言う言葉も貴方が「上」よ
と妻が夫を立てている言葉です。犬に「ote=オテ」と指示・
命令する意味は、お前の前足を「上げて」私の手の「上に」
乗せなさい、と言う事です。さて、話す相手が「年上」の時
には「上=ot」「ak-kunu=akuno=貴方の」、お宅のと言い
ます。 アッカド語やシュメール語では話し相手を「立てる、
上とみなす」習慣があったようです。アッカド語の「あなた
=ak kunu」の前に乙姫の「ot=乙」を加えると、「お宅に、
お宅の」になります。
ot (T) 上 above
ak kunu あなた you